2日目 (2006/02/04)

今日はミラノから電車で1時間程東に行った町ベルガモに本拠地を置くセリエB・アタランタの試合を観戦予定です。
昨夜から行方不明になったO君のアディダスバックは今朝もフロントに届いておらず連絡したところ「お昼には届くとの事です。」
笑顔のO君!「帰ってきたら再会できるんだ!」
安心してベルガモに出発です。

店長以外の3人は初イタリアなもんでまずは切符の買い方。
去年B&A君達と経験していたんで簡単簡単(笑)

昨年は最初に窓口で購入しましたがとにかく時間がかかる!
切符の自販機はあるのですが日本語は非対応(あたりまえか・・・)
また、クレジットカードしか使用できないものも有りわからない人は避けるのが無難です。

O君に自販機の操作を教えながら1年前に使用した店長の記憶も復習です。
難無く買えていざベルガモへ!

なんか電車が綺麗なんですけど・・・
昨年乗った車両はトイレのドアノブが無かったり鍵がかからなかったり・・・
トリノオリンピックのおかげなのか?

ベルガモ到着後スタジアムのアクセスに悩む店長。
歩いて30分?タクシーか?バスの情報は有るが・・・
結局時間も有ったのでゆっくり歩いてスタジアムに!
途中タバコ屋さんで当日券を購入できました。
CURVA NORD です。
N君が以前この町を訪れた人達からスタジアムへの道を聞いていたので、その情報を元に向かったのですが情報は、「駅を出て真っ直ぐ行き、大きな交差点を右に曲がるとY字に分かれていてそれを右」

・・・簡単すぎないか???

案の定大きな交差点に到着!大きな交差点には右に曲がる道が3本・・・
しばらく先の方を見ていたN君は「Y字発見!!!」彼を信じて進むことに・・・

しばらく歩いているが一向に見えてこないY字の交差点・・・

無い、まったく見当たらない・・・

しかたなくスタジアムは陸の上にあるはずだからそっちの方にと左折・・・
結局見つからず地元の若者を捕まえて聞いてみるとマシンガンの様に説明しだした。
それに対して店長は「si・・・sisi・・・sisi・・・」わかってる振り(苦笑)
ジェスチャーを見て左側の道を下って行き2個目の交差点を左だと理解しました。

その姿を見ていた店長以外の3人は「店長スゲー!聞き取ってる!」って勘違い(笑)
店長の変な意地を(怯んでるところを相手に見せたくない)リアルに勘違いしてました。

おかげさまで直ぐにスタジアムも発見できて開門待ちですよ!
日本の場合は2〜3時間前に開門しますがイタリアの場合よっぽどのビックゲームで無い限り1時間半前に開門です。

開門前2時間を過ぎてもまわりに人がパラパラしか見えず、しまいにゃ酔っ払いに絡まれる4人!
「ウ〜ノユ〜ロ!ウ〜ノユ〜ロ!」1ユーロよこせって事ですね〜!
店長は毅然とした態度で一言「ノッ!」勿論人差し指を横に振りながら(笑)
酔っ払いはキレたのか5〜6メートル離れて空瓶を地面に叩き付け割る始末。
4人を威嚇したいのでしょうが割って振り返り睨むまでがさすが酔っ払い!
ミョ〜に遅い事遅い事!  笑いまくりでした。
いい加減人影の少なさに気付いた4人はスタジアムの逆側に移動。

「正解!」NORDは逆側でした。直ぐに開門時間となり入場!
しかしここでついにイタリアが店長に牙を向いてきました。
セリエBの首位決戦だからかかなりのセキュリティーチェック!
ポケットの物も全部出せ!的なチェックで店長が7年愛用してきたシリアルナンバー入りのZIPPOライター没収!
警官に頼んでも「NO!」の一点張り!
そこで店長は警官に確認しました。「試合が終わって帰りに返してもらえますか?」
すると警官はうなずきまくり。
若干後ろ髪をひかれる思いでスタジアムに入場しULTRASのグッズ販売所へダッシュ!
有りましたよ!マフラーにジャージがベニヤ板の上に並んでます。
初っ端なんでとりあえずマフラー&ジャージを購入しお決まりの質問です。
「チーノ?」険しい顔して聞かれるんですよね!
「ノン、ミ、ジャポネーゼ!」それを聞いた兄さん達は機嫌が良くなったのか、様々なサービスを!(笑)

危険な連中だと聞いていたアタランタの兄さん達からは危害も加えられず無事お仕事終了!

試合は1-2でアウェイチームのカターニャが勝利!首位奪取ですわ!
ティフォージの不満が爆発する前にライター回収へ走る店長!
しかしゲート付近には警察官はまったく見当たらず没収ライターの箱も皆無。
仕方ないので泣く泣く帰路へ・・・バックスタンドの裏に警官隊発見!
詰め寄る店長(怒)
店長「入場時に没収されたライター返せ!」
警官「わからないよ〜(ゼスチャー付き)」
店長「ライター!ライターだよ!」
警官「俺達はバックスタンド担当だからシラネ!」
店長「・・・・・・・・・・・・・・」

アタランタの町をトボトボ歩く店長の背中には絶対哀愁が漂っていたはず!
そして夕闇迫る空にはイタリアが牙を向いていたに違いない・・・

ミラノへ1時間、本当に楽チンな移動の中O君がニコニコしながら言う
O君「ホテルに戻れば荷物が着いてるはず!やっとアディダスバックと再会だ!」
店長「コレで無ければネタだな!ただ無かったときのシュミュレーションはしとけ!」
O君「まさか!んなこと無いですよ!早く再会したいな〜!」

O君には出発前にイタリア人がどの位いい加減かをパロッた動画を見せておいたのだが・・・

ホテルに戻りフロントの兄さんに聞いてみた。
O君「ドヴェ、ロストバック?」
首を傾げる兄さん
兄「ノッ!ノッバック!」
O君「・・・・・・・・」
店長「ギャハハハハーーーーー」「ほらな!」
落ち込むO君・・・・
部屋に戻り「だから言ったじゃないか」的に笑ってしまう店長に
O君「笑いごとじゃないッスよ!(怒)」
・・・店長反省〜!
旅行会社のヘルプデスクに電話をしてみたが日本人なのに対応は以下の通り
ヘルプ「管轄じゃないのでわかりません」
「4日に到着ならばまだ3時間有りますし・・・」
在時間は夜の21時(笑)
おいおい、旅人の機嫌を損ねてしまっていて旅行会社の人としてアリなのか?
いくら仕事の切り分けで自分の仕事じゃないからと軽くいなしてしまうと客は遠のくぞ!
あくまでもヘルプデスクな訳だし・・・
元営業マンとしてはいささか某有名旅行会社の体質を感じてしまった。
無理を可能にする事が仕事なんじゃないかな?って・・・

案の定深夜0時には荷物も届かず深い眠りにつきました。

後日談として、トリノオリンピックで女子モーグル選手の里谷多恵選手のスキー板もイタリア到着時に無くなったそうですね・・・
海外旅行では想定内なのかな・・・

 
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